大洞院-森の石松の墓-

大洞院

大洞院は曹洞宗屈指の名刹で、秋の紅葉でも有名なお寺です。
駐車場から大洞院へ向かう途中に「森の石松の墓」があります。

「森の石松の墓」は勝負事などにご利益があるとされ、削る人が後を絶たないようです。

石松の墓の歴史

昭和10年：石松墓石建立
昭和18年：現在地に移転
昭和28年：石松の墓が削られ始める
昭和40年：墓石が丸く変形してくる
昭和50年：墓石の変形が著しくなる
昭和52年：二代目の石碑が建立された
昭和54年：二代目の墓石が盗まれる。3代目墓石建立
平成7年：墓石修復

注：削っていいものではありません、勝手に削ったり盗んだりしない様にしましょう。

森の石松

森の石松は19世紀前半の人物で、「森の石松」の「森」とは森町（静岡県周智郡）のことで、「石松」が名前です。
身寄りのなかった石松は、森町に住む五郎という男に引き取られ育てられました。
幼少のころから喧嘩っ早く、腕っぷしの強い石松は14歳頃、東海一の金融業の・清水次郎長の子分となります。

30歳の頃に、清水次郎長親分の御礼参りの代参で金刀比羅宮へ出掛けた帰路、次郎長への香典を狙った侠客のだまし討ちにあい、悲壮な最期を遂げます。