土用の丑の日とは?
古くから夏バテの予防にうなぎを食べる日として言い伝えられている土用の丑の日。
その、土用の丑の日とはそもそも何なのか? その日は、毎年どのようにして定められのか?
ご存知でしょうか?
『土用』の意味
まず『土用』とは、
四立(立春、立夏、立秋、立冬)の前、約18日の期間 のことです。
『土用丑の日』にあたる土用は、 立秋(8月6日~8日)の18日前の期間です。
7/19~8/6がこれにあたります。
『丑の日』の意味
『丑の日』とは、
十二支の
「子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、兎(う)、辰(たつ)・・・・」の丑のこと。
十二支は『今年の干支』としての年を数えるときに使われるだけでなく、 実は方角や月、そして日にちを数えるのにも使われるのです。
土用の丑の日とは
つまり、約18日間の『土用』の期間のうち 12日周期で割り当てられている十二支が『丑の日』が
『土用の丑の日』なのです。
土用の丑の日の由来
何故『土用丑の日』に鰻を食べる習慣ができたのか?
その由来については諸説ありますが、平賀源内の発案というのが有名です。
平賀源内による発案
江戸時代のお話。うなぎ屋さんがうなぎが売れないで困っていることを、平賀源内に相談しました。
平賀源内は、
「“本日丑の日”という張り紙を店に貼る」
という発案をし、うなぎ屋さんは大繁盛となったのです。
これがヒットした背景として、
当時は
「丑の日にちなんで、“う”から始まる食べ物を食べると夏負けしない」 という風習があったそうです。
他のうなぎ屋さんもこぞって真似するようになり
「土用丑の日はうなぎの日」という風習が定着したとされています。
何故ウナギを食べる土用の丑の日は夏限定なのか?
土用丑の日は実際には、春夏秋冬4季にわたってあります。
しかし現在、うなぎを食べる習慣があるのは
『夏の土用丑の日』だけです。
これは、当時の平賀源内が起源とされているうなぎを食べる風習が『夏の土用丑の日』だったから、 現在『土用丑の日』と言えば、夏の土用丑の日となるのです。
また、本来ウナギの旬は冬なので、以前は夏にウナギはあまり売れなかったそうです。
その販促のために旬ではない、夏という時期にウナギを食べる風習を根付かせたと言われています。
うなぎの本場、静岡県浜松市のうなぎ屋さん情報