浜松餃子と宇都宮餃子の比較
「1世帯当たりの餃子購入額」の日本1を巡って毎年接戦を繰り広げている浜松市と宇都宮市ですが、この両都市の餃子「浜松餃子」と「宇都宮餃子」の特徴を比べてみました。
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餡の素材
浜松餃子も宇都宮餃子も豚挽肉を使いますが、メインとなる野菜が異なります。
- 浜松餃子
ルーツとなる中国の餃子では白菜が使われていますが、浜松市では市内もしくは近隣で豊富に作られていたキャベツや玉ねぎが素材として使われました。それが定着したため現在でもキャベツをメインにしているお店が多く、玉ねぎとキャベツによる甘みとあっさりとした味が浜松餃子の特徴です。
また、肉と野菜の割合は6:4が多いとされているようですが、お店によって様々で、4割が野菜のお店もあれば9割が野菜のお店もあります。
- 宇都宮餃子
中国の餃子と同じく、宇都宮餃子では白菜がメインとなります。宇都宮市は白菜の産地であるため白菜が手に入りやすく、元々白菜中心であった中国での餃子レシピをそのまま再現できたとされています。
また、肉はあくまでも「味を引き出すための具」であり、肉を多くするとシューマイになってしまうという考えから、挽肉の量は控えめとなっており、さっぱりしてヘルシーなのが特徴です。
その他特徴
浜松餃子のもやし
浜松餃子はキャベツを中心としたあっさり味ですが、 脂で焼いている為、食べている内に口の中が脂っぽくなってしまいます。もやしを付け合わせにすることでその脂っぽさをリセットすることができた為、容易に手に入ると言う事もあり、浜松市では餃子にもやしをトッピングすることが広がっていったとされています。
宇都宮餃子のお酢
宇都宮餃子は肉の割合が少なく、白菜を多用しさっぱりしています。これを、お酢の割合の多いタレ、もしくはお酢のみで食べることにより、よりさっぱりとした口当たりになり、口直しを特別必要とせず食べられる餃子となりました。
B級グルメとして人気の高い餃子ですが、その中でも特に餃子人気の高い浜松市と宇都宮市の餃子はそれぞれ違う進化を遂げていました。どちらも違った魅力があるので、浜松市や宇都宮市に行くことがあれば是非食べ比べてみてください。
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